最近は全国的に火葬場が不足しています。特に都市部ではそれが顕著だといわれています。大阪府には、火葬場と式場の両方の設備を持つ便利な斎場があります。最近の傾向としては、できるなら火葬場併設の斎場で葬儀を行いたいという声が多くあります。
それは、長寿社会になり、参列者も高齢化しているため、出棺後に火葬場へ移動する負担がないことが好まれています。車やバスの乗り降りがない分楽だと考えている人が多いようです。また、車両に関しての費用が必要ないので、費用の面でもメリットがあるといわれています。
加えて近頃は、住宅や家族の事情などから遺体を自宅に連れて帰る人も少なくなっています。大阪府にある公営の斎場は、遺体を安置できる設備が整っている施設が多くあります。これらは家族が一晩一緒にいることができる付き添い安置が可能ですが、民営の斎場は安置設備のみのところが多いようです。
大阪府には多くの公営の葬儀場があります。これは公営の葬儀式場の利用者が多く、九割以上の利用率があるからです。各市に必ずといっていいほどの公営の式場があります。また社葬を執り行えるような専用の式場も数多くあります。
関東地方の葬儀に比べて関西でのお葬式の特徴は骨壺の大きさにあります。関東と関西では骨壺の大きさが違っており、関西では関東よりも骨壺サイズが小さくなっています。これは関東では火葬後すべての遺骨を骨壺に納めるのですが、関西ではすべての遺骨を納めないからです。
更に大阪府内でも都市部と郊外で、しきたりや風習が異なっている場合があります。全国的に香典を包む香典袋には黒白の水引を選んで包むことが多いのですが、黄色と白の水引が一般的となっているので大阪府内で参列される場合はどちらにすればよいのか注意が必要です。